会社沿革
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矢田製茶は、文化文政年間に初代浅右衛門が伊勢水沢の地で米作中心の農業を始めたのが始まりと伝えられております。 浅右衛門の数代後、浅五郎、菊松の代より茶の栽培、育成を始めました。 その後、菊松の子、菊市が製造工場を設立し、製茶業に着手。同時に近隣の茶農家様からの仕入れも始めました。 当時は「矢田菊市商店」の名称で商いを行い、この時今日の弊社の基礎が確立されました。
その後、菊市は当時の「三重製茶株式会社」と業務提携を結び、菊市の子、先代代表の克はその従業員として日本全国のお茶屋さんへの営業活動に奔走しました。 昭和35年、先代代表が「三重製茶株式会社」より独立し「カネ矢 矢田克商店」を創立。 昭和46年4月に「カネ矢 矢田克商店」より「有限会社 矢田製茶」へ改組致しました。 先代代表は、自園自製にてかぶせ茶の製造を行う一方、地域の茶農家様、業者様からの仕入れや取引先様への営業販売にも力を入れ、伊勢かぶせ茶の安定仕入れ、安定供給に努めました。
平成7年2月、現代表、矢田宗久が代表取締役に就任。 現代表は代表就任後、先代からの業務を引き継ぎつつ、より高品質なかぶせ茶の製造や、お客様へ直接お茶をお届けする通信販売形式の小売業にも力を入れました。 平成26年3月、碾茶(てんちゃ)製造のための新工場を設立致しました。 現在、通常業務と並行して、自園茶樹の碾茶向き品種への植え替え、有機肥料と減農薬を主体とした栽培方法への移行等、より上質な碾茶製造のための茶作りに取り組んでおります。